COLUMN
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2021.5.27
S邸大改修記録 ①【一級建築士事務所】
先日、あるリフォームのご相談を受けました。
長年住み続けてきたご自宅を耐震補強もかねて住みやすくしたいとのこと。
早速現地調査に向かいました。
立派な門構え!!
なんと築年数は約50年!歴史を感じる佇まいに圧倒されます。
昔ながらの和風建築。
50年経っても衰えない美しさ。
今の雰囲気を極力壊さず、改修しなければと強く思わされました。
窓や扉は全て木製で調整をかけて動きをスムーズにします。
目立たない北側の窓は機能を重視しアルミサッシへの取替を検討します。
耐震補強の検討の為、床下を確認。
果たしてどうなっているのか、、、
50年経ったとは思えないほどきれいな状態でした!
これには同行してもらった業者さんも感服。
とはいえ、束石に柱が乗っている昔ながらの構造なので改修時には束石を取ってコンクリートを打ち、基礎を固めます。
調査を進めていると想定よりも柱の間隔が若干広い。
現代では木造の場合、柱と柱の芯の間隔が910㎜となる尺モジュールが主流です。
しかし今回の住宅は約955㎜。
これは九州間(名古屋では中京間とも言う)と呼ばれ、柱の芯の間隔を955mmとする考え方です。
ちなみに910㎜だと関東間と呼ばれます。
他にも地域によっていろいろな種類があります。
柱の微妙な間隔の違いからも時間の流れを感じとれるのが楽しいですね!
ということで、今回はS邸の調査報告でした!
これからどう、生まれ変わっていくのか、、、
こうご期待です!!
ではでは
担当:加藤
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