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2021.11.19

~Louis Poulsen~part1【金沢店】

木枯らしに冬の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
日が落ちるのも早くなり、照明の美しさを感じる時間が増えてきましたね。
本日は、147年の歴史があるデンマーク照明ブランド、ルイスポールセンのお話を。

1874年
デンマークで創業されたルイスポールセンは、ワインの輸入業者としてスタート。
その後一度は閉鎖されましたが1878年に金物屋として再建しました。
ちなみに、ルイスポールセンとは創業者の甥の名前から取られたもの。

1925年
近代照明の父とも呼ばれるPHシリーズの生みの親、ポール・へニングセンとのコラボレーションがスタート。
パリ万博に出品した3枚のシェードからなるテーブルランプにはじまり光をかたちづくる、というルイスポールセンのデザイン手法と、光とデザインの2つをお互いに作用させようするヘニングセンの考えが動き出しました。
PHとは、ポール・ヘニングセンの頭文字。

1958年
PHランプのシェードは、光の形、反射、グレアフリーの条件とし最良の形状をクリアしこの年PH5、PHアーティチョーク、PHスノーボールが誕生しました。
最大の特徴はグレアフリーであり対数螺旋を応用し光を数学的に解析されており、
心地よい光を生むすべてのシェードの内側にフロスト加工が施されており、柔らかく反射され上質な光で空間を包みます。
最終的にPH5が完成しヘニングセンの光に関する考察を元に生まれた美しさと機能性、そして品質の全ての要素を兼ね備えた20世紀を代表するプロダクトに。
2016年PH5は日本でその著名性が認められて立体商標として登録されている。

ルイスポールセンを語る上では、ポール・へニングセンは不可欠であり、
デンマークを代表するメーカーになったのは両方の光に対する思いが一つとなり、可能性を大きなものにした結果ではないでしょうか。

【いったん本物の照明を経験したら、生活は新たな価値で満ちあふれる。】

そう言葉を残したポール・へニングセン。

灯りとは、物を照らすだけの道具ではない。
デザインだけなはい、人間の暮らしの一部へと…

to be continued

担当:高桑

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